リハビリテーション科 症例紹介 ~リハビリ日記~

診療・各部門

※これらの日記は、各々の病気に応じてリハビリがどのように進んでいくのかを わかりやすくご理解いただくためのものです。
病気の状態、身作の状態など、患者様お一人お一人によって異なるため、 リハビリを行うかどうかの決定や、実際にどのようなリハビリが提供されるかは、 お一人お一人により異なりますので、ご注意ください。

2.Bさん(股関節を手術した50歳女性)のリハビリ日記

10年前から右股関節に痛みを感じていた。外来通院で痛み止めをもらい様子を見ながら生活してきたが、半年前から痛みが強くなった。外来診察で手術を勧められ、今回「右股関節の人工関節置換術」という手術を受けることになった。

入院の日(手術の前日)

リハビリのスタッフが来て、手術の前の検査を行った。関節がどのくらい動くか、力がどのくらい出せるか、脚の長さなどの検査と歩く格好のチェックなどを行った。手術の後の脱臼についての説明や行ってはいけない動作、代わりにどうすればいいか、どのように動けばいいかなどの指導を受けた。手術の後ベッドの上で行う足の運動の説明も受けた。手術のことで不安だったが、細かく説明してくれて、少しほっとした。

手術翌日

手術の翌日からリハビリ開始となった。医師や病棟看護師から「リハビリ頑張ってね」と励まされた。連携のもとリハビリを行う。病室での検査と足の運動、起き上がり方や車椅子への移り方、脱臼しないため動き方の指導や練習を行った。その後、リハビリ室へ行き、平行棒につかまって立つ・歩く練習などを行った。

手術の2日後

2日目のリハビリ。痛みも昨日より治まった。昨日に続いて、脚の運動や安全な体の動かし方の指導、平行棒の中で歩く練習などを行ったが昨日よりずいぶん楽だ。これなら杖で歩けるように頑張れそうだ。

手術の1週間後

今日から杖で歩く練習が始まった。手術の直後から比べるとだいぶ楽になった。でも動かすとまだ痛みがある。ここで頑張らないと後で辛いそうだ。リハビリのスタッフと何とかしっかり曲げたり開いたりできるように頑張ろう。

手術の2週間後

今日から階段の上り下りの練習が始まった。杖で歩くのはだいぶ楽になった。病棟でも杖で歩くようになった。来週には自宅へ帰れるそうだ。

手術の3週間後・今後のリハビリ

今日で手術から3週間。いよいよ自宅退院の日となる。自分で行う運動を教えてもらい、それをやりながら今月いっぱいは外来のリハビリに通うことになっている。今は歩いている時の痛みはなくなり、杖で歩くことへの不安もない。

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